ギャラリー5610では、林雅之写真展「空観山歩」(くうかんさんぽ)を開催しています。

前回2022年の展覧会では、天孫降臨神話の舞台として知られている宮崎県の高千穂の写真を発表された林雅之さんですが、今回の展覧会では、1990年から撮影し続けていらっしゃる空や雲のモノクロ写真約50点を展示しています。

1957年製の二眼レフカメラを首から下げるスタイルで富士山をはじめ八ヶ岳、谷川岳、大菩薩嶺ほか、関東甲信越地方の山々に登るそうですが、日々刻々と変化する雲の表情を捉えるためには、三脚をセットしたり、カメラをリュックサックにいれてしまうとタイミングを逃してしまうのだとか……。

こちらが林さんの相棒、ローライフレックス(Rolleiflex)。
6×6サイズのモノクロフィルムは1巻で12枚撮影ができるそうです。

壁面を使用せずに、すべてハンギングで曲線的に構成された会場に入ると、すっぽりと雲の中に入ってしまったような気になります。ギャラリーの低い天井と自然光が入る特徴を活かした会場構成になっています。


林雅之さんとワンストロークの駒形あいさん。
「お会いできるとは思わなかった」とあいさん。

「気象学的なことばでは表せませんが」と前置きをされた上で、雲をみるとその日の様子がわかるという林さん。お話を伺うとさらに作品への理解が深まります。

展覧会は、3月28日(土)までです。ぜひ会場で、空鑑山歩をなさってみてください。写真集「空観山歩」もお求めいただけます。

スパティオでは、毎日新聞社が海外向けに発行した「NEW JAPAN」(アートディレクション:河野鷹思・原弘)他を展示しています。こちらへも足をお運びください。
