Gallery5610では、関口正夫写真展「こと ポルトガル 2024」を開催しています。

フォトグラファーの関口正夫さんは、1968年桑沢デザイン研究所写真研究科卒後、大辻清司氏に師事、1970年より一貫したスナップショットの手法で、おもに街の風景や通りがかりの人々をフィルムに収め「こと」というタイトルをもちい、個展、グループ展で数々の作品を発表してきました。また、当ギャラリーの創設者河野鷹思のデザイン事務所デスカにカメラマンとして1969〜71年まで在籍され、当時の河野を知る方でもいらっしゃいます。

「色で物を認識してしまうので、カラー写真は性に合わない」とおっしゃる関口さん。会場では、被写体、撮影後のフィルム、作品いずれにも手を加えない、文字通り一発撮りのモノクローム写真表現で、昨年ポルトガルを旅して撮ったスナップショットシリーズ30数点をご覧いただいています。
初日には、撮影の際に同行されたご友人もお見えになり、関口さんのスナップショットの視点やタイミングなど、ポルトガルのエピソードも交えて教えていただきました。

展覧会は残り1日となります。
会場では、フォトアーキビストで九州産業大学教授の大日方欣一氏にご寄稿いただいたリーフレットがございます。こちらもぜひご一読ください。
関口正夫写真展「こと ポルトガル 2024」10月17日(金)〜10月22日(水)11:00AM〜6:00PM 
ギャラリーに隣接するスパティオへもぜひ足をお運びください。
常設展では、河野鷹思が装幀した福田勝治『銀座』、『京都』を展示しています。
