ギャラリー5610では、「Tüg Tüg トゥグ・トゥグ 本多晃写真展」を開催しています。

「Tüg Tüg」とは、モンゴル語で扉をノックする音、そして心臓の鼓動を表す擬音だそうです。
本展は、モンゴルの首都ウランバードルからロシアとの北境フブスグルを経て、さらに西のウルギーまでモンゴル高原4,820kmの道程で出会った407人の姿を、200点を超えるポートレート写真でご覧いただいています。本多さんの旅の記録であると同時に、人と人が出会い交わることで立ち現れる生命の輝きを映し出した作品展となっています。


本多晃さん。フォトグラファーの方々が、被写体を求めて砂漠や極寒の地、空気の薄い高地であっても出かけいく実行力と情熱にはいつも驚かされていますが、そのような厳しい状況下だからでしょうか、そこで起きたエピソートのひとつひとつがとても劇的です。実は、本多さんにもハプニングが起こり、現地の人たちに助けをお借りして事なきを得たんだそう。
「来年も行きたいですね」とおっしゃる本多さん。お世話になったファミリーとは、帰国後もお付き合いがつづいているそうです。
どの作品からも、人々の息遣いが聞こえてくるようです。


展覧会は、10月15日(水)までとなります。
本多さんは毎日在廊していますので、お話を伺ってみてはいかがでしょうか。

●Tüg Tüg トゥグ・トゥグ 本多晃写真展10月8日(水)〜15日(水)11:00〜18:00