ギャラリー5610では、世界の辺境の地域やマイノリティなコニュニティに入り、寝食を共にしながら撮影するスタイルを続けているフォトグラファー名越啓介さんの新作展「DUNE」を開催しています。

会場では、2023年2月に名越さんがトゥアレグ族と行動を共にしながらアルジェリアのジャネットを出発してサハラ砂漠を撮影した17点と、研究機関との協働で温度差によって作品が浮かび上がる作品をサハラの風音を聞きながらご覧いただいています。


新聞社の方との出会いがきっかけで10代の時から写真を撮り始めて以来さまざまなコニュニティに飛び込み、撮影をされている名越啓介さん。その根底には、まずは自分の目で確かめてみたい、表層的な印象ではなくその奥で起きていることを見てみたいという思いからだったそうです。
作品はすべてデジタルカメラで撮影しているとのこと。和紙を含む出力用紙を使用したことによって表面がキラキラと反射し、砂漠のイメージに合いましたねと名越さん。展覧会は、2月22日までとなります。
●名越啓介写真展「DUNE」2月11日(火)〜22日(土)11:00〜18:00(最終日〜16時まで)会期中無休
