ギャラリー5610では「KENTARO NAGAI EXHIBITION 03 ソスウ/カシカ VISUALIZATION OF PRIME NUMBERS」を開催しています。
素数とは「1より大きい整数で、1とその数以外に約数をもたないもの」ですが、なぜか法則がなく気まぐれに出現するのだそうです。
2、3、5、7、11、13、17、19、・・・というように続いていきますが、3と5のように2個差だったり、7と11のように4個差だったり、
もっと離れている場合もあって100個連続して素数が出てこないということもあるんだそうです。
そんな気まぐれな素数の姿を、グラフィックデザインの手法を用いてビジュアル化した長井健太郎さん。
もともと素数に興味があったという長井さんは、混沌とした素数の並びの中に美の秩序があるのではないかと思い、数学者の力を借りながら、格子や三角形、六角形、螺旋形などに可視化し、作品を制作していきました。
可視化されたことにより、無機的な素数の並びがいきいきとしてきます。いますぐには役に立たなくとも、500年後に数学上の発見のヒントになるかもしれない(笑)と長井さん。
会場では、「日本の布づくり」をコンセプトに全国の機屋(はたや)の特徴を生かしたテキスタイルデザインをするYUKKOさんの、素数をモチーフにした織の作品も展示されています。
展覧会は9月2日までとなります。
KENTARO NAGAI EXHIBITION 03 ソスウ/カシカ VISUALIZATION OF PRIME NUMBERS
8月28日〜9月2日11:00〜18:00