卒業制作展の季節となりました。ギャラリー5610では東京工科大学デザイン学部有志13名による「あさ」展を開催しています。
タイトルの「あさ」には、「大学で行われた卒業制作展が大学を締めくくるものだとしたら、この展覧会は社会人への始まりを予感させるものでありたい。」という願いと「ひとりひとりの作品に爽やかな陽が当たる場所」という思いが込められています。
「こうなったらいいな」をデジタル技術と融合させた電子書籍のアイデアや、アプリケーションのデザイン、本の引き継ぎサービスのためのツールをはじめ、今流行りの御朱印帳や薬膳をテーマにした作品、絵本、パッケージデザイン、レコードとビジュアルブック、「沖縄」というアイデンティティを持つ学生がキング牧師のスピーチを題材に装幀した本など、学生たちが思う「今」を作品を通して感じることができます。
テーマやアプローチの仕方が違いますが、学内だけでなく、自分たちの卒業制作を多くの方に見ていただきたいという13名の思いが一点一点の作品から伝わり、清々しい展覧会となっています。ぜひ会場へ足をお運びください。
●グラフィックデザイン展「あさ」2月13日(水)〜2月19日(火)11:00〜18:00(日休)
<お知らせ>ギャラリーに隣接するSpaTioでは、スプリングフェアを開催しています。こちらへもぜひお立ち寄りください!