撮影:山本謙治
第1回トーク「エシカルはおいしい」
おいしさに直結するアニマルウェルフェアはとは?どうぶつのための人のため?
まずは牛のことを知って牛乳をのんでみる、3種類の試飲付き。
わたしたちはどうぶつたちから毎日沢山のギフトをもらっています。
たとえば、日常生活の中で安らぎを与えてくれるパートナーでいてくれたり、
絵本や作品のモチーフとなって、見るわたしたちの心をゆたかにしてくれたり。
中でも一番大きなギフトが、食料としての関わりかもしれません。
そのようなことを特に意識することなく過ごしていた時に、
「牛にやさしくすると牛乳がおいしくなるんだよ」と教えてくれたのは、食と農のジャーナリスト山本謙治さんでした。
緑一面の広大な牧草地でのんびりしている牛の写真をみながら、
「牛にやさしく声をかけたり、快適に過ごせる環境を作ってあげたりすると牛乳が美味しくなるんだ」と山本さんは続けて話します。
今、食の世界では「エシカル」というキーワードが注目されつつありますが、消費者としては「食のエシカルって?」と思う方も多いと思います。そこで、山本さんから直接「エシカル」についてお話を伺うため今回のトークとなりました。
食べ物に関する高い見識を持つ山本さんが撮影する写真からは、どうぶつも野菜もお料理も…全てに対する深い愛情を感じます。
今回は牧場の牛たちの写真を数点ご覧頂けます。
そして、ストレスのない状態で育てられた牛の乳(北海道と高知県からそれぞれ取り寄せます)と、一般に流通している牛乳はちがうものなのか…、身近な食材である牛乳を飲むことで「アニマルウェルフェア」について体験していただきます。
この体験後、牛乳を手に取ったときにのんびりと悠々とした牛の姿を思い浮かべていただければ嬉しいです。
●6月21日(水)18:30→20:00
・要予約 (先着順 emai: yoyaku@deska.jp tel: 03-3407-5610 )
・定員30名
・3,000円(3種類の牛乳の試飲付き)
Spatio5610にて(Gallery5610奥)
東京都港区南青山5-6-10 5610番館1F
(地図)
●山本 謙治(やまもと けんじ)
農畜産物流通コンサルタント&農と食のジャーナリスト1971年 愛媛県生まれ埼玉県育ち学生時代にキャンパス内に畑を開墾し野菜を生産。大学院修士課程卒業後、大手シンクタンクに就職し、畜産関連の調査・コンサルティングに従事。その後、花卉・青果物流通業を経て2004年に(株)グッドテーブルズ設立。農業・畜産分野での商品開発やマーケティングに従事する。その傍ら日本全国の佳い食を取材し、地域の郷土料理や特産物を一般に伝える活動をしている。ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」http://www.yamaken.org/著書「激安食品の落とし穴」KADOKAWA、「日本の『食』は安すぎる」講談社プラスα新書など