1997年に、フランス人プロデューサー マニグリエ真矢さんと日本人デザイナー 岡達也さんの2名がはじめたクリエイションスタジオexprime(エクスプリム・仏語・「表現する」)は、1月14日で20周年を迎えました。20周年を記念して一日だけの展覧会がギャラリー5610で開催されました。


会場では、エクスプリムのクリエイティブが最も伝わりやすく、大切なファクターであると考えられている「EX」を中心に展示されました。

「EX」とは、エクスプリムが毎月発行している小冊子のような、リリースのような、フライヤーのようなもので、1つのテーマに沿って、エクスプリムの独自の視点で発信されています。形状、体裁も毎月変わり、すべて「自家製」なのだそう。
真矢さんがお会いできたというご縁に感謝して、その月の「EX」を直接お会いした方にお渡ししているそうです。そのため、持ち歩きやすいようにサイズは常にA4以下になるのだとか。

2017年1月の「EX」最新号は「オトナカルタ」です。フランス人の真矢さんは日本の成人式に関心があるそうで、エクスプリムも人間に例えれば今年成人式なるので、今年最初の「EX」のテーマは「オトナ」でした。そこからイメージを膨らまし「オトナカルタ」が発行されました。大判がガラス面にディスプレイされ、外を通る人たちの目も楽しませてくれました。

昨年、銀座中央通りのイルミネーションをプロデュースした真矢さん。
その様子をタブロイド紙の体裁で紹介し、パリのキオスク風に展示しているところもエクスプリムらしい。

ギャラリー5610では、2007年、2008年に展覧会が開催されましたが、当時から10年余が過ぎました。
今後どんな「ワクワク」をみせてくれるのか、エクスプリムのさらなる活躍に期待が膨らみます!