ギャラリー5610では、「佐藤千穂 心象画展 深呼吸」 を開催しています。

作家の佐藤千穂さんは、北海道小樽生まれ。
現在も北海道洞爺湖のアトリエを起点に絵画と身体の表現で日本全国を周り、精力的に活動を続けていらっしゃいます。
東京での展覧会は本展が初めてとなります。

「深呼吸」というタイトルについて千穂さんは、「最近、深呼吸ができない人が多くなってきているのではないでしょうか。作品や舞踏を通して、新鮮な深呼吸をしにいらしていただけたら嬉しいです」とおっしゃっています。

ストレスフルな現代社会で暮らす私たちは、いつのまにか呼吸が浅くなり、深く呼吸することを忘れてしまっているように思います。
ぜひ会場へ足をお運びいただき、北海道の自然の中で大きく深呼吸をするような、心とからだの解放と、エネルギーが充満する心地よさを感じていただければと思います。

会場では毎日午後1時より、川端ひろ子さんによる生きとし生けるものへの感謝を表現した「ことほぎ舞踏」をご覧いただけます。

「(千穂さんとは)表現は違いますが、目には見えないところの感性が一緒」と、川端さんは御年75歳。毎朝5分程度の体操以外、特別なトレーニングはされていらっしゃらないそうです。

トレーニングについて、川端さんの舞の前に「はこびびと」として登場される長久保桂子さんは、『「日常」が全ての表現に出てくる』と話してくださいました。
日常の何気ない所作の中に普遍的な意味があることを千穂さんの作品や川端さんの舞踏は呼び起こしてくれているように思います。

28日(水)までの開催です。
千穂さんは毎日在廊していらっしゃいます。この機会にぜひお話されてみてはいかがでしょうか。(写真右より佐藤千穂さん、川端ひろ子さん、長久保桂子さん)

●深呼吸 佐藤千穂 心象画 展
9月22日(木)〜9月28日(水)
11:00AM~6:00PM
会期中無休
日々舞踏・川端ひろ子 p.m.1:00~
