ギャラリー5610では、『「LE COUP DU CHAPEAU−パリの後で」石田欧子 帽子展』が開催中です。
モディスト(=帽子のデザイナー)としてキャリアを重ねてきた石田さんの初の個展「LE COUP DU CHAPEAU−帽子がやってきた」が、昨年パリのGALERIE DE L'EUROPEで開催され、大きな反響を呼びました。
本展は「LE COUP DU CHAPEAU−パリの後で」ということで、パリ展の様子を作品の展示と映像でご覧頂けます。
テラスでは、手作りの帽子のかぶりごこちを気軽に試していただくコーナーもあります。こちらの作品はご購入いただけます。
石田欧子さん。
お父様の平田暁夫さん(1925~2014年)は、1962年に渡仏し、日本人として初めてのオートモード(=高級婦人帽子・洋服でいえばオートクチュールに匹敵する)の技術を取得したモディスト。平田さんの帽子は、皇族をはじめ、多くの人に愛されてきました。
オートモードの技術は、今となっては本場のフランスですらなくなりつつある技法だそうですが、石田さんはお父様の持ち帰ってきた技法にこだわり、全ての帽子はアトリエで一点一点丁寧に作り上げられています。
展覧会は残り2日間となりましたが、お近くへお越しの際は、ぜひお立寄りください。
●「LE COUP DU CHAPEAU−パリの後で」
〜6月7日(火)まで
11:00AM〜7:00PM(最終日5PMまで)