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2016年 05月 24日
(前編からの続き)
東京大学五月祭に出品されたパビリオンを、ギャラリー5610に展示していただくようになって3回目となりました。 五月祭に展示したものを解体し、再度ギャラリー5610の展示用に組立ててもらっていますが、そもそも五月祭で、学生達がセルフビルドの造作物を出品し続けている理由を稲山教授はこのようにおっしゃっています。 「木って、ノコギリを使って自分で簡単に加工出来たり、いろんなモノにすぐに形を変えて作れちゃうんですよ。家具とかアート作品も木で作れるし、それこそバイオリンや木管楽器は木でできています。木は軽くて強度もそこそこあるので、コンクリートで飛行機は飛びませんが、木で作った飛行機は飛びます。木はそういう意味で、自分で触って作ることから、飛行機になって飛ぶというところまで非常に幅広い可能性をもっています。まずは自分で触りながらいろいろ試したり、自分で作ってみるということが(木質構造を学ぶ上で)原点なのかなと思って、自分たちで作って考えるということを五月祭でやらせています。それは今後も続けていきたいですね。」 ▼2016年五月祭(5月14〜15日・弥生キャンパス)の様子。休憩スペースとして使用されました。 どの作品を実際に製作するのかは、研究室内でコンペティションを行い、参加者全員の投票で決定します。コンペは五月祭のおよそ一ヶ月前。各自1/20の模型を作って、1人ずつ発表していきます。 そして毎回稲山教授からテーマが与えられますが、今年のテーマは「流通材を用いた立体曲面構造による屋根付き休憩スペース」でした。(「立体曲面」とは、部材を曲線に切り出したり曲げたりする方法以外でも、直線材を組み合わせた多角形による近似曲線としたものや、ねじれの関係にある直線材と直線材が細かなピッチで配置されることで立体曲面に見える空間をつくることでもOK) 特注の材料ではなく、流通している手に入りやすい材料を用いることも、大事なポイントの1つです。 ▼コンペは農学部5号館の一室にて行われました。 今年は17名がエントリーしました。 投票前のシンキングタイム。 全員で投票をして上位2作品を決定するわけですが、今年は一票差の大接戦となりました。そして、コンペを制したのは末定さんと中川さんです。 1位・修士2年の末定拓時さん 2位・修士1年の中川香子さん 作品が決定したら、実施設計、材料の見積もりや発注などの段取り、材料の加工(加工も学生達が行います)と、およそ三週間で準備をしなければなりません。しかも今年は五月祭の日程が去年よりも一週間早まったということで、過密スケジュールとなりました。 ギャラリー5610の展示では、末定さんの「tsutsutsumi」をテラスに、中川さんの「舞-mai-」を駐車場に展示することになりました。 それでは展覧会前日の5月16日の様子をご覧ください。 最初に「舞-mai-」を着手。 屋根が完成したら床を貼っていきます。 完成! 「tsutsutsumi」も同時進行で設置しました。 トラックでH型パーツが搬入されました。 次々とテラスへ運びこまれていきます。 足場となるローリングタワーの組立もお手の物。 完成! 北川原研究室が担当する室内は、展示内容をあえて外からでは見られないという構成になっています。宙に浮く立体物が、木の持つ軽さやしなやかさなど、屋外のパビリオンとは違った木の持ち味を見せてくれています。軽やかだけれども存在感のある見事な空間を作ってくださいました。 「東大は実物がきますので、空間の見せ方を工夫して大きさに対抗したい」と北川原研究室の松田さん。 ベニアが合わさる部分の処理にも工夫がみられます。 ライティングを念入りに調整します。 完成です! 松田さんのおっしゃる通り、室内の展示は難しいものだったと思います。その難題を、空間作りに長けた北川原研究室らしい演出で、難無くクリアしてくださいました。 全作業が完了したのは18時を過ぎた頃でした。 両研究室のみなさんと「舞-mai-」の中で完成のお祝いをしました。 みなさん、ありがとうございました!おつかれさまでした。 トークショー編もよろしければご覧ください。
by gallery5610
| 2016-05-24 15:16
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