ギャラリー5610では、木質の美しさをご覧いただくと同時に、その可能性と実用性を知って頂く展覧会 『「木を知り・木を使い・木を活かすvol.3」 東京藝術大学建築科北川原研究室+東京大学木質材料学稲山研究室』展が開催中です。

今回もギャラリーの屋外に、恒例の東京大学木質材料学稲山研究室の学生達によるセルフビルドのパビリオンを2カ所に展示しています。どの作品を実際に製作するかは、研究室内でコンペを開催し、参加者全員の投票により決定します。
駐車場のパビリオンは、中川香子さん設計の「舞-mai-」。扇の要にみられるような螺旋状の曲面を表現しています。

テラスの作品は末定拓時さん設計の「tsutsutsumi」。複雑にみえますが、H型の部材を繰り返し固定して施工されたシンプルな作品です。

屋内は、本展のテーマに合ったプロジェクトを進められている研究室をお招きしていますが、
前回の早稲田大学古谷研究室に続き、今回は東京藝術大学北川原研究室に展示をお願いしました。

会場にたゆたう立体は、小淵沢駅を中心に八ヶ岳、南アルプスの山並みをイメージできる構成になっています。

わっぱのような輪や、それぞれの立体の中では、山梨県北杜市小淵沢町のプロジェクや、ミラノ国際博覧会日本館の未発表写真をご覧頂けます。

中に入った時に広がる空間の変化もお楽しみください。

5月29日(日)までの開催です。会期中は両研究室の学生さんが受付におりますので、直接お話を伺うことができます。
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後編に続きます。)
『「木を知り・木を使い・木を活かすvol.3」 東京藝術大学建築科北川原研究室+東京大学木質材料学稲山研究室』展
5月17日(火)〜29日(日)
11:00~18:00
会期中無休
▼北川原研究室と稲山研究室のみなさん(5月16日・施工を終えて)