作業初日に続き、翌日も厳しい暑さの中、学生達は黙々と作業を進めていきました。駐車場では「UROKO」の建て方が始まりました。
脚立に乗っている男性が「UROKO」設計者の辻さん。脚立の下で辻さんをサポートしている男性が棟梁の末定さんです。末定さんは設計者でもあります。
両サイドから組み上げていきます。各パーツは、学生の手で容易に部材の加工や施工が行われるように部材の種類や嵌合の種類を減らしたり、各部材の大きさを一般的な合板(900×1800mm)を4分割した大きさにし、人が一人で運搬出来るようにするといった工夫もされています。
落ちないように垂木で支えます。
屋根部分が組み上がり、ジョイント部分を木槌で叩きながら微調整していきます。
側面から見ると・・・。さかな、、ハリセンボンのようです(笑)
続いて、床板を敷いていきます。
そのころ古谷研も壁面作業をほぼ終えてキャプションや照明の取付が始まりました。間もなく古谷教授がいらっしゃって仕上がりのチェックをしていただくことになっています。
ついに稲山研「UROKO 」が完成!集まることでまったく違う形、機能を発揮する魚の鱗をイメージしたUROKOは、合板から作った小さなパーツを一つ一つ組み合わせて特徴的な空間・機能を持ち合わせています。
みなさんが一息ついているところへ、はやくもお客様がいらっしゃいました。
室内では古谷誠章教授が到着され、模型の位置を微調整。いよいよ床に檜チップを敷きつめて完成です!
古谷研も完成です!古谷教授を囲んでの記念撮影。檜の香る会場へ一歩入れば、森林浴気分も満喫できます。
2日間の準備期間が無事に終了しました。古谷研、稲山研の学生のみなさん、猛暑の中、本当にお疲れさまでした。展覧会は8月6日(木)までの開催です。
●「木を知り・木を使い・木を活かすvol.2」
早稲田大学建築学科古谷誠章研究室+東京大学大学院木質材料学研究室展
7月23日(木)〜8月6日(木)
11:00~18:00
入場無料・会期中無休