イラストレーター同士の情報交換や親睦にとどまらず、存在や仕事ぶりを社会に向けて発信していくため発足された東京イラストレーターズソサエティ(略称TIS)は、今年で25周年を迎え、イラストレーションのさらなる可能性の模索や後進の育成を目的として開催されている公募展は、今回で11回を数えます。
第11回公募は、応募人数816名、応募総数2,218点。21名の審査員による2日間審査の結果、30名の作品の入賞、入選が決定しました。ギャラリー5610では、受賞・入賞者の作品42点を展示しております。
授賞式は、TIS理事長安西水丸さんのご挨拶で始まりました。
プレゼンターの灘本唯人さんより、銅、銀、金、そして大賞の受賞者に賞状、トロフィー、記念品が授与されました。
各賞の受賞者をご紹介します。
銅賞の秦直也さん。
銀賞の水沢そらさん。
金賞のミナミタエコさん。
そして、TIS大賞は、大竹守さん。
公募委員長佐々木悟郎さんの総評
「上位僅差の接戦の上、大竹さんの作品がグランプリを獲得しました。大竹さんも銀賞の水沢さんも形は少し異なりますが、貼り絵の手法で表現しているのは興味深いところです。全体を通して見た時、もはや明確な方向性や傾向はないと言っていい印象を持ちました。表現方法もペインティング、ドローイングはもちろんのこと、点描、刺繍、貼り絵、布を用いたもの、コラージュ、CGなど様々。派手さはないですが、緻密で繊細な作品が多かったように思います。
スチール製の受賞トロフィーは、舟橋全二さんのデザイン。会期中会場にてご覧頂けます。
最後に全員で記念撮影。
会期中、TIS25周年記念トークショー、イラストレーションクリニックも開催いたします。
展覧会の詳細、イベント情報は、
東京イラストレーターズ・ソサエティのウェブサイトをご覧ください。
第11回TIS公募受賞作品展は、10月30日(水)までの開催です。
11:00~18:00 (金曜日は19:00までopen)
日休