ギャラリーでは、「テキスタイルアート・ミニアチュール3 百花百粋」展が開催中です。
テキスタイルアートは1960年代から始まり、様々な繊維素材を用い、独自の技法によって制作されています。その規模が巨大化したことの反動により、1960年代の英国での展覧会からミニアチュール作品が作られるようになったそうです。
ミニアチュール(miniature)という言葉は、小さいな油彩画という意味のフランス語で、その語源は、西洋中世の写本の挿絵や頭文字、表題などの装飾画に用いた朱色の顔料となるミニウム(minium・ラテン語)からきています。
作品の大きさは、一般に最大20×20×20cmが国際的な共通サイズとなっているそうです。
「百花百粋」のタイトルの通り、出品者は百名。会場には20代の若手から80代のベテランまで、その限られたサイズの中で思い思いに表現された作品が並びます。
これらの作品は、作家の意図と感性が凝縮された小宇宙のようです。
13日には、パーティーやトークイベントが行われました。
スロバキアのミニアチュール作品について詳しい、わたなべ ひろこ先生のお話をはじめ、海外のミニアチュール事情が紹介されました。
展覧会は今週の土曜日、20日までの開催です。
「テキスタイルアート・ミニアチュール3 百花百粋」展
7月20日(土)まで
11:00~19:00(最終日1700まで)