ギャラリーでは、阿久津光子さんによるジャカード織の新作タピスリーの展覧会が開催されています。
ジャカード織機とは、大きな柄や複雑な絵などを織り出すことを可能にする織機(経糸1本ずつが自由に動く構造)で、そのルーツは古く、中国の空引き機(そらびきばた)を受け継いだものといわれています。中国では、柄を出すために経糸の操作を人が空引き機の上で行っていましたが、ヨーロッパに渡ってからは空引き工に代わる装置を求めて工夫がなされ、1801年にジョセフ・マリー・ジャカール(仏)によって初期のプログラム化されたジャカード織機が発明され、彼の名前からジャカード織と呼ばれています。
1980年の初個展から、作品を発表していらっしゃる阿久津さんですが、ジャカード織を学ばれたのは1999年、カナダのモントリオールだそうです。以降、ほぼ毎年カナダに通いながら作品制作、発表を続けていらっしゃいます。
本展では ”KODO” (鼓動)というタイトルの新作タピスリー8点と、ジャカード織にステッチを加えた小品16点を発表します。
時間帯や見る角度により、さまざまな表情を見せる作品たち。
天井がメッシュになっているギャラリーの特徴をいかして、通常、壁に掛けられる事の多いタピスリーを空間に吊るすことで、作品を両面からご覧頂けます。

5月18日(金)までの開催です。ぜひお立寄ください。
□「阿久津光子展 - KODO - 」Computerized Jacquard Weaving 2012
〜5月18日(水)まで
11:00〜19:00(最終日18:00まで)