ギャラリー5610では、HiroTOBEさんによる写真展「フランス・オーベルニュ地方の春」を開催しています。
10年程前から本格的に写真を撮り始めたといういうTOBEさん。
美しいピンク海、カマルグの塩田やパリ14区エミールリシャール通り、凱旋門など、フランスの風景をTOBEさんならではの視点で撮影されてきました。
本展では、オーベルニュ地方の牧草地を撮影した作品、16点が展示されています。
オーベルニュ地方は、フランス中南部の地域で、山脈や休火山を持ち、肥沃な土地に牧草地が広がっています。温泉地、良質な地下水を産出することで有名です。(ボルビックでご存知の方もいらっしゃると思います)
正方形の写真を撮りたい、仕上がりはシルキーでクリーミーな質感に、ということでTOBEさんが撮影に選ばれたカメラは、100mmフィルムのハッセルブラッド。標高とともに変わっていく風景の移り変わりを、パノラマ風に撮影し、現像もご自分でなさっています。
被写体を決め、露出、ピントを合わせ、シャッターを切る。この一連の操作を、デジタル化によって、最近すっかり忘れていることに気がつきました。
デジタルカメラでは、なかなか味わう事のできない仕上がり、撮影の醍醐味、フランスのお話etc...。TOBEさんは会期中午後にはいらっしゃっていますので、ご興味のある方はぜひお立寄ください(Y)
□フランス、オーヴェルニュ地方の春 HitoTOBE写真展
〜4月7日(土)まで
11:00〜18:00