3歳から5歳まで子供達を対象としたワークショップ「もう恐くなんてない -hold fears in your hand- 」が、2日間にわたりギャラリーで行われました。
電気が消された部屋、ママのいない夜など、恐怖はいつも子供達のそばにあります。このワークショップでは、子供達に恐い物を描いてもらい、その絵を元に母親と一緒にぬいぐるみを作ります。恐怖をぬいぐるみにすることによって、子供達は遊びを通じて恐怖に対峙し、実際に手にすることで恐怖を自分でコントロールできるようなることを目的としています。イタリアでは、地域の子供達や幼稚園などで何度も行われていて、日本では今回が2回目となります。
ワークショップには3人の男の子とそのママが参加してくださいました。
1日目のテーマは「恐怖を絵にしよう」です。
まずは、シモーナ先生が「恐いもの」を描きます。

続いて子供達も描いていきます。

シモーナ先生が、恐怖を知り、向かい合い、別の形に変える大切さを子供たちに語ります。子供達は、お絵描きをしながらお話を作っていきます。(通訳はエッセリーニジャパン代表の吉田さん。シモーナさんとの息もぴったり)


そして出来上がった「恐いもの」からひとつ選び、名前をつけます。


1日目はここまで。
明日は、ママと一緒にぬいぐるみをつくります。
2日のテーマは「ママと一緒に恐怖を形にしよう」です。
1日目に描いた絵をもとに、古着を使ってぬいぐるみを作ります。
型紙を作って、好きな布を用いてカットします。



拾ってきた小石をハートとしてぬいぐるみのボディに入れ、「恐怖」を封じ込めてしまいます。



仕上げはシモーナ先生がお手伝い。

出来ました。

完成したぬいぐるみを持ってシモーナ先生と記念撮影。
「もう恐くなんてないもんね!」

あっという間の2時間。ちいさな子供たちもよくがんばりました。(Y)