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2011年 08月 24日
残暑お見舞い申し上げます。
スイスのグラフィックデザイナーマックス・フーバー(Max Huber)のアーカイブスのため、南スイスと北イタリアとの国境の街キアッソ市(Chiasso)に2005年に建てられた(2009年以降市営)マックスミュージアム(M.A.X museo / MAX HUBER・KONO FOUNDATION)を訪れました。 M.A.X. と「.」があるのは、「M.」 はMUSEO、「A.」はART、「X.」は多様性、大きさ、広がり、、を表したもので、前市長と美術館設立のためのコミッティで決定されたのだそうです。 ミラノから汽車でおよそ1時間。 キアッソ市を含む南スイス一帯は、イタリア語圏になります。 美術館に入り、"Buon giorno" と、迎えてくださったのは、美術館のスタッフのルッカ(Luca)さん(左)とパウロ(Paola)さん。 1階のブックショップには、フーバー夫人のアオイさん(Aoi Huber)が選んだ、CORRAINI出版Bruno Munariの本、モノグラフ、カタログ、日本の作家の書籍の他、ジュエリーなどが並びます。 アオイ・フーバーさん。 DRILL DESIGN とのROOM展でご記憶の方もいらっしゃると思います。 それでは、階段を上り2階のマックス・フーバー パーマネントコレクションのスペースへ。 同時期、企画展では、ブルーノ・モングッチ(Bruno Monguzzi)展が開催中でした。 来場者の質問に答えるアオイさん。 グラフィックデザイナーのモングッチさんの作品に合わせて、タイトルは「Bozzetti e progetti 1939-1990」。実際のポスターとその印刷のためのプロジェクト(原画、アイデア)が、展示されています。 こちらのプロジェクト、オリジナルは手描きです。 そしてこちらが印刷されたポスター(ミラノでの個展のポスター/ 1987年)。 モングッチさんからお借りした、スタジオ ボッジェーリ(Studio Boggeri)展の為のパネル(1940年)。サイズは1M×1Mほど。モングッチさんの奥様は、ボッジェーリの娘さんなのだそうです。 1940年、マックスさんはスタジオボッジェーリに入社しますが、こちらの手描きのネームカード(名刺)がすばらしいという賞賛を受け、直ちに入社が決定したそうです。(これは今や伝説のように伝えられていますが本当の話なのだそうです)。上のパネルは、こちらのネームカードからアイデアがきているそうです。 翌日の土曜日の晩には、モングッチ展のクロージングパーティーがM.A.X.museoのBook Shopと屋外のスペースで行われました。 批評家で、ヴェニス大学で教鞭を執る、建築、工業デザイン、グラフィックのプロフェッサーレ、セルジョ・ポラーノ(Sergio Polano)さんのスピーチ。 モングッチさんももちろんいらっしゃいました。(写真左の着席されている方) ライトアップされた美術館。 美術館が2005年の秋に完成して1年後、隣りにSpazio Officinaと呼ばれるキアッソ市民館が完成し、フェスティバル、グループ展、こどもとのワークショップ、講演会など、多くのイベントが開催されているそうです。 催し物の告知スペース。ポスターは、日本のB1サイズよりも大判です。 その後も、レストランやフレームの工房、印刷所、学校も新しく立て替えられ、室内プールが建設中でした。2005年の夏、また美術館がオープンする前に訪れた時には、閑散としていたこの一帯が、ブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari )さんの「何かを始めれば、また新しい何かが始まるよ」(原文: Da cosa nasce cos )という言葉の通り、M.A.X museoを中心に、今後、どのようになっていくのか、さらに楽しみな場所になっていました。 館長室につづく廊下の壁面には、河野鷹思のイラストレーション(北村小松の新聞連載小説「肥料と花」のための挿絵 / 1931年)をひきのばした展示があります。 アオイさんは現在、後世にデザインのメッセージを残すため、市との協力により関係者と共に活動しています。 ミラノに行かれた際など、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか(Y)。 美術館サイトはこちらから
by gallery5610
| 2011-08-24 13:18
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