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2011年 06月 21日
開催中のRoom展ご案内のハガキには、お気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、活版で刷られている部分があります。
5月のとある日、ハガキ印刷の際に色校正に行かれるドリルデザインの安西さんにお願いして、Yも同行させていただきました。 場所は、門前仲町にある斉田製版社。 出迎えてくださったのは、斉田さん。活版印刷の大ベテランです。 5人も入ればもういっぱいという小さな工場ですが、必要なものはきちんと整理されコンパクトに収まっています。棚にはずらっと書体が並びます。 こちらはインテルとよばれる活字を組む時に行間をうめる木片。 組版されたもので、版がバラバラにならないように結束糸で周りがしばられてます。最近は、名刺のお仕事が多いいのだそうです。 先の震災のときは大変だったのでは、とお聞きした所、モノも落ちたりせず大丈夫だったんだそうです。ご近所の物書きをしてい方から「中をみせてもらえませんか」と頼まれたこともあるそうで、昭和の雰囲気漂う素敵な工場です。 さっそく仕事に取りかかってくださいました。 こちらが活版の印刷機です。年間5台くらいは今でも売れているんだそうです。 そしてこちらが版(銅版)。3匹のトリと家、文字の部分が活版になります。 印刷機にセットします。カラーのストライプの部分はすでに大洋印刷さんで印刷されています。 インクが、インク壺よりローラーを通って版にインクを付け、紙を版に押し付けて印刷します。 事前に指定してる色で一度刷っていただきました。 仕上がりを確認して、「もうすこ〜しだけ濃くしてください」と安西さん。 「2回刷ったものよりは薄く」など、微妙なニュアンスも斉田さんはすくいとってくださいます。 インクは、活版用のインクを使用します。基本的にはオフセットのインクと同じですが、オフセットのインクだと機械のスピードが遅いため、乾いてしまうんだそうです。 そして、2回程調節していただいた後に「いいですね」と安西さんのOKがでました。「本当にちょうど良い湯かげんという感じです(笑)」と安西さんが表現されるように、斉田さんの色調整はまさに職人技です。 安西さん、素敵な笑顔です。 一段落したところで、めずらしいものを斉田さんがみせてくださいました。 手動印刷機。 丸いインク受けにインクをもり、ローラーで、のばし版にインクを付け、左側にある取手を下ろして、版に紙を押し付けます。 「押し」は、当然ですが、人力です。 強く押せば、強く。弱ければ弱く、本当にシンプルです。 「昔は、清刷り(版下)の時なんかは、これを使ったんですよ」と斉田さん。 「グラフィックをこれからやろうという人はぜひやってほしいね。凸版でも樹脂版でも使えるし、いろんな風に自分で出来ますしね。押した感じとか、にじみ出る感じとか、自分のパワーで刷られていく感じとか、、、これ、一度使いたくないですか!(笑)」と安西さん。 斉田さんにお願いして、手動印刷機を使ったワークショップなどもぜひやってみたいですね! 斉田さん、いろいろと教えていただきましてありがとうございました! そして、活版印刷の後、裁断のためハガキは再び大洋印刷さんへ。 じつに沢山の方々により、Room展のハガキは作られています。 ハガキをお持ちの方は、ぜひ会場へお持ちください。完成型をお持ち帰りいただけます。お持ちでない方もご心配なさらずにご来場ください! ○Room DRILLDESIGN × AOI HUBER exhibition 〜6月30日 11:00〜18:00(会期中無休)
by gallery5610
| 2011-06-21 10:04
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