初夏を思わせるような強い陽射しの日曜日、展覧会がスタートしました。
d-sharp(♯♩・ディーシャープ)は、広告を中心に活動するアートディレクターの平野光太郎さんと、インテリアデザイナーの轟裕介さん、お二人によるデザインユニットです。
ギャラリー5610からスタートした今回の展示は、オリジナルのハニカムをデザインし「honeycomb light」と名付けられた照明です。
平面の状態ではタブローとして、そして立体へ展開すれば照明器具として、美しさ、楽しさと、機能を合わせ持つデザインを、ギャラリーの空間全体を使ったインスタレーション形式で提案しています。
ファッション、グラフィック、インテリア、プロダクト、パッケージ、エディトリアル、ライティング、映像、環境、空間、建築…現代デザインは細かく細分化されていますが、それぞれに専門家がひしめく中、何か窮屈な感じを日々感じてらっしゃるというお二人。もう一度「デザイン」ということばのおおらかな本質を追いかけてみたいと思われたそうです。
左の方が轟さん、右の方が平野さん。
芸大の同級生だったというお二人。気心の知れた者同士のもの作りは、きっと楽しい作業なのだろう思いました。朝から始まった設営作業、終わった時は夜10時を回っていましたが、お二人ともお顔がとても嬉しそうだったのが印象的でした。
もの・空間・経験、普段の仕事ではなかなか現実できない「デザインの実験」に、挑戦していくd-sharp。今後の活動もとても楽しみですね!(Y)
○d-sharp DESIGN EXHIBITION
"honeycomb light"
2011年5月15日 (日) ~ 2011年5月21日 (土)
11:00AM-6:00PM(最終日17:00まで)