多摩美術大学大学院グラフィックデザイン領域イラストレーションズ修了制作展+新作展2011「NEW MOON+」が、5月7日よりスタートしました。
大学院の修了展ということで本来であれば3月に展覧会「NEW MOON」を行う予定でしたが、東日本大震災の影響で展覧会開催が白紙になりました。それからおよそ2ヶ月、学生たちは社会人となり、それぞれの環境も大きく変化しました。
今回の展示を行うにあたっては、震災で大きな被害がでているのに展覧会をやっている場合なのか、などと学生たちの意見は様々で、何度も話し合いを行ったそうです。何が一番大切であるのか。価値観は皆違うので、何が正しくて、何が間違っいるなどということはいえません。ただ、今回の展示に出品した8人は、単に「延期された修了制作展」という捉え方はせずに、この機会を最大限に生かすため、新たに制作した作品も加えて展覧会に望みました。
卒業という節目の時期に世界中を震撼させた震災を身近に体験し、グラフィックデザインは何が出来るのか、ということを自らに問いかけながら制作された「NEW MOON+」。
お近くへお越しの際はぜひお立寄ください。(Y)
○多摩美術大学大学院グラフィックデザイン領域イラストレーションズ修了制作展+新作展2011「NEW MOON+」
5月13日 (金)まで
11:00AM-6:00PM(最終日~17:00まで)
<出品者>
小川 雄太郎 / 高簱 将雄 / 西山 寛紀 / 堀池 真美
楊 育昇 / ラウス ルイーズ / 橋本 新
/ 大石晃裕(ゲスト 博士後期課程2年)