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2010年 10月 29日
続いて、中島信也さんのお話です。
中島さん:えー、ありがとうございます。本当に。雨も降らなくてよかったなと思います。鹿目先生から一応「合格」ということ!?(笑) ![]() 今回いろいろと、3回目ということもあって、かなりどないしようかな?ということがあったんですけれども、まー、すべてに、いろいろなパッケージデザインだけじゃなくて、デザイン全般において、あるいはもっと広げていくと、アートとか、クリエイティブということがですね、ある意味で、例えば、小学校の美術の時間がどんどんなくなっていくと…これは学力をのばすために美術は削るべきであるという国の方針がでたりとかですね。僕の高校のほうでもですね、「美術」と「音楽」と「書道」があったんですけど、それはもうなくしていこうみたいなことがあって、今ちょっと署名をして、それではいけないとかね。 ![]() まー仕分けの対象になっているというか、そういったクリエイティブに対して、この経済状況が、たぶんそうさせているんだと思うんですけども。 「価値のないものではないか」というような議論が少し、声が大きくなってきているわけですね。で、それに対して「そんなことはない」とはいえるんですけども、果たして本当に僕たちは「自分たちのやっていることがすごく大事なことですよ。」と、「これがなくなったら寂しいでしょ?」とか「これがなくなったらどうするの?」ということをきっちりと言葉にしたり、形にしたりしてみんなに伝えては来ていなかったと思うんですね。 ![]() で、僕が(会場の)最後に結んだ文章は、そういうことだったんですけど、やっぱりつくる事とか、僕はものすごく大事だと思うし、絵をみて感動する、形をみて感動する、で、それをつくる技術があるということはうまく理屈ではいえないんですけど、ものすごく大事なことだと思うんですね。 これは大事なことなんだということを少しでも何かの形で、「いや、こんなもの必要ないよ。」といっている人に対して伝えられないかというのが、僕の大元の発想なんですね。 僕自身はものすごく無責任で怠惰です(笑) 正直、メールがこないとなにもしないというか…「中島さん打合せしましょう。」といっても一回もやっていないというか……(笑) もーね、「赤坂で飯食いましょう」「ほな行くわー」といって、そこでテーマが決まってたんですけどもね(笑)。それくらいのなんというか、なまけものなんですけども。 ![]() もうすくムサビの芸術祭が始まるんですけども、僕は30年前に芸術祭の実行委員長をやってたんですけどね。そういうような時からずーっと考えてた。何かちょっと、もうちょっと話せることがあるんじゃないかな。みんなに伝えることがあるんじゃないかな。何も考えないでつくるのではなくて、何か伝えていけることがあるんとちゃうかな。というのが僕のベースにあるわけです。 これがずーっとありますので、赤坂で飯食った時に、ぽんっ!と、こういうことかな、と投げかけたんですね。 その投げかけておきながらものすごく無責任でして(笑)。 そうするとヤングのクリエイターのみんなはワーってね。おもしろいですね。石を投げたらワーっと…。なんかね、フナとかが…ワーっと(笑)。あの感じね。石をあげたら下の虫がグワーっと驚くあの感じ(笑)。蟻の行列のところにこっそりアイスクリームを置いたらワワーっと発狂するみたいにみんなが反応してくれてですね、いろいろ考えてくれたんだと思います。 鹿目先生はこれについて満足していただけたということなんですけども、ぼくの感じでは、まあ正直いうと僕の(会場の)最初の文章とおしまいの文章があるんですけども、ひとりでちょっとテンションが上がり過ぎかなという感じでね。みんなはもう少し地に足がついてるなというふうなことを感じたりもしたんですけども…。 これからデザインを考えていく上で、やっぱり2つあると思うんですよ。 一つはデザインというものは、本当に必要なのかという議論はあると思うんです。 「必要なんだろうか?」。 パッケージデザインってあったほうが良いのだろうか?なかった方が良いのだろうか? 商品的な部分で必要だとしても、僕らの生活のためにどんなパッケージが必要なんだろうということを考える、というもの一つあると思うんですね。 ![]() もう一つは、僕たちが住んでいるこの国のことなんですけども…。 日本という国は本当に昔からものすごく技術の優れた国だと思うんですね。それぞれの国にいろんな優れたものがありますけど、僕たちの国にもやはりすばらしいものがあって、それがモノづくりの細かさとかにでていると。 だからある意味、僕たちがここでずーっと昔の人達から継承できている「造形」というもの、「クリエイティブ」というものですね。そこにおいてのセンスみたいなものがあって、これをもうちょっと僕、大事にするべきだと思うし、それもね、結構にじみでてきてるんですね。 だから「デザイン」って本当に必要なのかというのを考えるのと同様に、先輩達とずーっと創ってきたこの何かとっても豊かな芸術というのか、よくわからないんですけどね。その創造性というものをもうちょっと僕は意識したほうがいいなというか…。 すごいの、細かいのできるんですよ。もうどうやったって、あの大国が隣にあってものすごく大きな力を持っているんだけれども、微妙なところをつくるのは、僕ら、すごく上手で。 オリジナリティーをすこく発揮できるアメリカ合衆国みたいじゃないんですけど、そのオリジナリティーから、ものすごく細かいところに昇華するぼくたちの手が持っている技術、というものをもう一度認識して、今「世の中での日本のあり方」ということと、「デザイン」というものを考えていく。この2つの軸がね、「デザインいるのかな?」という軸と「世界の中で日本のデザインってなんだろう?」、ぼくたちってもっと自身を持ってよいのじゃないか、というこの2つの軸を持って考えていきたいなと思うんですけども。 それが必ずしもここに出ていうとは思わないですけれど、結果的にその二つの事柄についての回答がでてくるんじゃないかと思います。 これから6つのチームを面前にならべまして、ちょっといじりたいかな(笑、と思います。 このあと、中島さんと各グループによるトークセッションがおこなわれました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ●展覧会は、日曜日31日(最終日は17時まで)までです。ぜひ、実際にご覧いただければと思います。
by gallery5610
| 2010-10-29 18:04
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