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2010年 06月 14日
お天気に恵まれた東京大学大学院木質材料学研究室展。
五月祭の建て方から、5610への移動、建て方、展示。この17日間、雨もほとんど降らずにスケジュール通り、無事に終えることができました! 9日(水)の稲山准教授のトークセミナーでは、先生のご希望もあり、団々アーチの下で行われました。日本の木質構造のエキスパートの1人でいらっしゃる稲山先生のセミナーとあって、会場には建築学科の学生や建築関係の会社の方々など、初めてのお客様が大勢来てくださいました。 ![]() ![]() 稲山准教授。 実はものすごい雨男なのだそうですが、傘を持っていれば不思議と降らないんだとか。この日はいまにも降りそうな空模様でしたので、勿論、傘を持参していただきました^^ ![]() できるだけ木の特性を活かして、伝統的なものも含めた技術をきちんと構造設計にのせてコントロールし、より自由な空間を作っていく。そういう方向に向けた技術基準を整備していくことで、世の中の多くの人たちがそういう技術を使ってどんどん日本の木造建築が豊かになる、というのが木質構造のメンバーが目指しているところです。と、先日お話ししていただいた安藤教授と同様に、日本の木造を豊かにしていきたい。と、静かに(しかし熱く)おっしゃっていました。 ![]() 最後に会場からの質問で、デザインや工芸にも通じる、モノをつくる上でとても勉強になることを先生がお答えしているので、一部ご紹介します。 質問) いろいろな接合のイメージをわかすときに、頭の中で立体のモノがくるくる回って「嵌る」瞬間がある、とお聞きしたのですが、発想の源などを教えてください。 稲山准教授) 新しい接合を考える時は、頭の中で、3Dで材と材の力の流れを考えながら、どうゆう風に嵌合させると一番合理的なのかと考えます。しかし、それができるようになるにはやはりトレーニングが必要で、いろいろな力がどう掛ると、どう変型して、どう壊れるのかのイメージが頭のなかにできるようになっておかないと駄目なんですね。 ![]() そのためにはどうすれば良いのかと言うと、毎年耐力壁ジャパンカップ(実物大の木造耐力壁を組立て、足元を固定した状態でどちらか一方の壁が破壊するまで、桁を互いに引き合わせて対戦させるイベントです。詳しくはこちら→http://be-do-see.com/tairyokuhekiJC/)を見に来ていただくことを皆さんにお勧めします。 耐力壁ジャパンカップを初めて見にきた素人の方がいつも驚かれるのは、なんで勝った方じゃなくて負けた方の耐力壁に集まってくるのかとよくおっしゃるんですが、負けた方の接合部のところにみんなわっと集まってくるんですね。その負けた方の耐力壁というのは、最後変型をしていって、バキバキいいながら部分的にあちこち壊れているわけです。その壊れ方を見て、どう力が掛ったからどう変型して、最後どう壊れたんだという壊れ方を頭にインプットしていきます。それが蓄積される事によって経験値として接合部を考える時に、あ、こういう風にするとあそこにピシッと割れが入りそうだな、とか、そういうことが頭に浮かぶようになるんですね。ですから、やはり耐力壁ジャパンカップを沢山みていたくことが秘訣かと思います。 ●木造耐力壁ジャパンカップ2010 10月11日(月)決勝トーナメント/会場:ものつくり大学 ![]() とにかく実験してみる。モノをつくる上で大切なことはどの分野でも同じである、と再確認したYです。 さて、お話変わって、木曜日の八百屋さんでは、、。 ![]() 人が集まるとアーチも生き生きしてきますね。 ![]() ![]() 12日(土)には、東京芸大の北川原研究室の生徒さんが。 ![]() 稲山先生から直接お話を伺える機会とあって、学生たちも真剣です。 ![]() ![]() ![]() 相馬先生の椅子は、その座り心地にみなさんびっくりしていました。 ![]() ![]() ![]() ![]() さて、あっという間に会期の2週間が過ぎ、13日(日)に解体しました。 ユニックで「団々アーチ」を持ち上げて、、 ![]() 脚を外していきます。 ![]() ![]() ![]() 3日間かかった建て方も、解体はわずか数時間で完了。ちょっと寂しいです。 ![]() みなさんもほっとひと安心。 ![]() 「Wood Breeze」は、今月19日からビックサイトで始まる「住まいと暮らしのEXPO2010」で再び展示されます。 ![]() 来週、研究室のみなさんは学会の為、イタリアに行かれるそうです。因に安藤先生はこの日、上海に出張中でした。とにかくみなさんお忙しい。そんな中、素敵な展示を5610でしていただき、本当にありがとうございました! ![]()
by gallery5610
| 2010-06-14 21:50
| 展覧会
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