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2010年 04月 02日
河野鷹思がデザインしたカメラ「ラメラ」「カロ35E」他が現在展示されている、以前にもラメラを見せていただいた日本カメラ博物館にいってまいりました。
ご周知の通りこちらの博物館では、日本の歴史的カメラのほか、名取洋之助が使用していたカメラや、世界中から集まった名機、名作が展示されていて、カメラの魅力を余すことなく堪能することができます。 では早速展示会場へ (本来、撮影禁止のところを、特別に許可をいただき撮影させていただきました) 「カメラとデザイン」をテーマに、会場内では、レイモンド・ローウィーや、ルイジ・コラーニ、マリオ・ベリーニをはじめとするデザイナーやエンジニアの関わったカメラや、グッドデザイン賞を受賞したカメラ、ファッションブランドとコラボレーションしたカメラなど個性豊かなカメラが展示されていました。 亀倉先生のニコンシリーズと並び、河野鷹思のラメラとカロシリーズが展示されていました。 こちらが、ラジオとカメラが一緒になった「ラメラ」(1959年)。 興和光器製作所(現興和)によるもので、中波(AM)トランジスターラジオと16ミリフィルムを使用した、極小小型カメラです。 博物館所蔵のものは、白と青ですが、他に黒、赤、緑のカラーバリエーションがあったそうです。革のケースもついていて、おしゃれです。 現在の「カメラ+電話」のように、機能をひとつにまとめることの先駆けでしょうか、、ラメラの場合、カメラの相手がラジオだったところに時代を感じさせます。 学芸員の山本さんによりますと、カメラとラジオが組み合わされた複合製品は、ラジオが真空管時代にはなかなか出現しなかったそうで、いろいろなラジオカメラが本格的に作られるようになったのは、トランジスタ型ラジオが普及しだしてからだそうです。ラジオ付きカメラの最初の製品は、米国の「トムサム・ラジオ」(1948年製造)だといわれていて、小型になった真空管式ラジオに、127ロールフィルム使用の二眼レフカメラが組み合わされたものだったそうです。 ラメラは主にレジャー用だったそうで、「ベムカメラ」という名で、海外輸出もされていて、それなりに売れていたそうです。 カロワイドやカロ35Eなど、一連のカロシリーズも河野鷹思のデザインによるもの。 レンズの両脇にあるアールの部分は、製造工程の中でユニット化される部分なので、技術者がデザインした場合ではこういったことはしないそうで、デザイン的なアクセントとしてデザイナーならではの処理の仕方なのだそうです。 これらのカメラ、お隣に展示されているニコンのように箱や説明書は、残念ながら残っていないそうです。 こちらは、河野鷹思がデザインしたポスター「Kallo Camera」。(1957年頃の制作です。) 後日、このポスターのリプリントをカメラと一緒に展示していただけることになりました。 カメラのデザインは、制約の多い大変なものだと改めて思いました。 しかし厳しい制限の中でも、オリジナリティあふれるデザイン、シャッターボタンなどのディティールへの拘りなど、当時のデザイナー達のすばらしい仕事を見る事のできた展覧会でした。 ■日本カメラ博物館特別展「カメラとデザイン」-------------------------------- 〜6月20日(日)まで 詳しくは、日本カメラ博物館まで(http://www.jcii-cameramuseum.jp/)
by gallery5610
| 2010-04-02 17:16
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