フォトグラファー渡邉肇さんと映像ディレクターの堀部公嗣さんが、300年以上の歴史を誇る、日本を代表する古典芸能 人形浄瑠璃文楽の世界に迫ります。
近松門左衛門の代表作「曾根崎心中」をテーマに、主人公のお初、徳兵衛の人形が、まるで魂を吹きこまれたかのように生き生きと動く様子をハイスピードカメラや3Dカメラなどの最新のビジュアルテクニックで捉えた映像作品をご覧いただけます。
(「曾根崎心中」は、元禄16年(1703年)4月7日、大阪の梅田、曾根崎天神の森で実際に起きた心中事件を題材に、近松門左衛門が事件の一ヶ月後に人形浄瑠璃の芝居に仕立て、空前の大ヒットとなった世話物浄瑠璃)
会場では、曾根崎の森をイメージした風景写真、そして音楽プロデューサー緑川徹さんのオリジナルBGMとの相乗効果により、まるで江戸時代の曾根崎の森にタイムスリップしたかのような臨場感を体験していただけます。
古典芸能ときいただけで、敬遠される方にもぜひご覧になっていただきたい展覧会です。
劇場の客席からは観ることのできないアングルや、通常では決して人前にされられることのない人形の緻密な動きの秘密も解明されます。
□渡邉肇×堀部公嗣「人間・人形・映写展」
〜3月9日(土)
11:00 - 18:00
会期中無休
東京メトロ表参道駅構内には、展覧会ポスターが掲示されています。(アートディレクター日高英輝 [gritzdesign] / デザイナー佐々木俊 [gritzdesign])